「杉のお酒」と聞くと樽酒のような木の香りを想像されるかもしれませんが、
今回使用したのは春先に芽吹く杉の新芽。この新芽が驚くほど爽やかな香りで
青リンゴっぽい青い果実のような味わいを楽しめる稲とアガベ的「杉酒」に仕上がりました。
杉と日本酒は古くから切っても切れない関係にあり、
祝いの席で鏡開きに使われる樽酒や酒蔵の軒先に吊るされる看板的役割の杉玉、
仕込みや貯蔵に使われてきた木桶や樽、人の背丈より深さのある大樽などは
酒蔵から醤油、味噌の蔵へと受け継がれ、長く大事に使われてきました。
単なる道具や材料としてだけでなく、日本酒文化に寄り添い伝統と発展を支えてきた
杉の木ですが、近代化とともに杉材の道具が使われる機会は激減し、かつて子孫のためにと
植えられた杉が十分に活用されないままになっているのが現状の様です。
そんな杉の価値をもっと多面的に捉えて何か新しい価値にできないか?
との思いから今回の「杉葉酒」プロトタイプが生まれました。
日本草木研究所のご協力で春先の新芽をたっぷりと収穫していただき、
その新芽とともに仕込むことで杉の持つ爽やかな風味をお酒に引き出しました。
醸造することで杉の木のイメージを覆すような青リンゴを思わせる味わいを
是非ご賞味ください。
まずは新芽からのスタートですが今後もさまざまな角度から杉という素材に向き合い、
酒造りを通じて杉の可能性を探っていきたいと考えているようです。
・醸造元 秋田県男鹿市 稲とアガベ(株)
・原材料 秋田県産自然栽培米 米麹 杉の葉
・アルコール度数 15%
・製造年月 2026.07
・要冷蔵
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